オーダーを頂く前に(最後までお読み下さい)
こちらに記載している各事項につきましては、すべてお客様のご了承を頂いているものとして製作させて頂きます。
(お見積もりフォームで、このページをお読み頂いたかどうかチェックして頂く項目がございます)
定番サイズをオーダー下さるお客様におかれましても、私共のカバーの基本構造を知って頂くためにぜひご一読ください。
できるだけわかりやすくなるよう工夫しているつもりですが、私自身はよくわかっている製品のことばかりなので、初めてオーダー下さるお客様にも理解しやすく説明できているかどうかの判断が、すでにできなくなっているかもしれません。
もっと読みやすく解りやすい文章になるよう、時々修正していきますので、ご面倒をおかけしますが宜しくお願い致します。
(どう記述すればもっと見やすくなるか、お客様のご意見もお待ち致しております)
サイズオーダーの内寸の決め方
■私共のカバーは、四辺(上下左右)に約6ミリ程度の折り込み部分(ミシンを走る縫い代)があります。
サイズオーダーは、この縫い代以外の、内寸(有効サイズ)をご指定頂く形になります。
■手帳本体の実寸そのままでご指定頂くと入りませんので、余裕を持たせたサイズをご指定ください。
■手帳やノートよりも小さなサイズのカバーは修理・リサイズできません。
「カバーが大きすぎた」という場合も、縫い代とミシン穴の関係で、一度お作りした製品のリサイズは出来かねます。
※縦横30ミリ以上の誤差につきましては、リサイズできる可能性があります。
リサイズ料金(製品により異なります)+往復送料はお客様にご負担頂きます。
各パーツの呼称(本体と手帳差込口のセットの価格が“本体価格”です)
上図の①②をご指定頂きます。
周囲の黒い革の部分が「折り代」です(折り代は、上下左右に約6ミリずつ付きます)。
これ以外の有効範囲をご指定頂きます。 ①=縦の内寸 ②=横全幅の内寸
縦内寸(有効サイズ)について
手帳の実寸よりも1~5ミリ程度の余裕分をプラスしてご指定下さい。
※手帳の表紙の紙厚(下図右)が1ミリ程度の場合、縦は1~2ミリの余裕をもてば充分です。
横内寸(有効サイズ)について
「(手帳の横幅×2)+背幅」に加えて、お好みで2~10ミリの余裕分をプラスしてご指定下さい。
※手帳の表紙の紙厚(下図右)が1ミリ程度の場合は、横は2~5ミリの余裕をもてば充分です。
厚みのある表紙の場合は、縦横とももう少し多めに取られることをおすすめします。
私共では、お客様の手帳等の現物を見ておりませんので、「何ミリにすれば確実に入る」という判断は困難です。
できる限りご相談には応じさせて頂きますが、最終的なサイズの決定はお客様ご自身でお願い致します。
※決して「ノートを開いた状態で、端から端までを測る」という方法での計測はしないで下さい!!
背表紙の綴じ方(製本様式)にはいろいろあり、開くと背幅がかなり小さく畳まれるものもあります。
それを基準にカバーを作ると、横幅が足りずに閉じた時に突っ張ってしまいます。くれぐれも・・・。
①+②+②に余裕分をプラスした数値が、
ご指定頂く「横全幅内寸」になります。
各パーツについて
サイズオーダー以外のお客様もお読み頂き、各仕様についてご了承下さい。
ここでは、カードスリット・メモホルダー・ペンホルダーなどのオプションパーツや、
カバー基本パーツの 「手帳(ノート・本)の差込口」の仕様・注意事項 について、ご説明させて頂きます。
このカバーは、右側にメモホルダーBが付いています。
【差込口・メモホルダー】
■上図③は、ノート差込口の幅です(折り代を含む)
※定番カバー・サイズオーダーの別に関わらず、上記数値にてお作りさせて頂きます。
※ほぼ日手帳サイズ程度のカバーの差込口(③)は約75ミリです(折り代含む)。
※A5サイズ程度のカバーの差込口(③)は約90ミリです(折り代含む)。
※上図の右のメモホルダーは、タイプBです(オーダーフォーム内で、各タイプを画像で説明しています)。
メモホルダー(タイプA・B・C)の幅は、差込口より10ミリ狭くなります(上図④参照)。
各パーツの横幅は、カバー横総幅やカードスリット設置の有無によって、多少調整させて頂きます。
上表の△マークに該当する製品については、各パーツ幅をこちらで調整して設置致しますのでご了承下さい。
その際、使用する革面積が広くなっても、追加料金は頂きません。
(差込口やメモホルダーなどのパーツの幅は、必ずしも左右対称ではありません)
上記以外の数値のご指定がある場合は、サイズによっては料金加算させて頂きます。
また、定番サイズのカバーをオーダー頂く際に、規定外の差込口幅をご指定頂く場合には、
型紙から作りますので、本体価格は「定番サイズ」ではなく、「サイズオーダー」の料金を頂戴致します。
【カードスリット(裏は袋状のポケットになっています)】
■縦サイズに関わらず、特にご要望のない限り下詰めで設置します。
■縦内寸150ミリで、ギリギリ5段入ります(右の画像は縦150のカバーです)。
これより少しでも小さなカバーになると、段数が少なくなります。
■上図のようにメモホルダーBにカードスリットを設置する場合、
カバーの縦サイズによっては5段入りません(上端をカットしているため)。
たとえば、右の画像のような縦150ミリ程度のカバーで、メモホルダーBに
スリットを設置する場合、3段になります。
5段必要な場合は、メモホルダーBではなく、Cをご指定下さい。
■ペンホルダーと同じ側に付ける場合、カバーの縦サイズやペンホルダーの
位置によってはスリットとかぶることがあります(右のように)。
私共からは特に再確認致しませんので、ご承知おきください。
縦が小さなカバーの場合は、縦いっぱいにスリットが付きますので、
どうしてもペンホルダーとかぶることになります(カードは抜き差し可能)。
■カードスリットの切り込み幅は約60ミリです。設置には上図⑤の余白が
必要ですので、スリットを設置する革パーツ(差込口やメモホルダー)の
幅が75ミリ程度必要になります。
上表の△マークに該当する製品については、
各パーツ幅を以下のように調整して設置致しますのでご了承下さい。
<例:横内寸230ミリのカバーの場合>
通常は手帳差込口が75ミリ、メモホルダーが65ミリですが、
ここにカードスリットを設置する場合は、メモホルダー幅が80ミリ必要に
なります。このようなケースでは、メモホルダー幅を75ミリ、
右側の差込口幅を90ミリに広げるなど、こちらで調整させて頂きます。
(差込口幅は、必ずしも左右対称ではありません)。
■現在はロゴが変わっています(もっと小さくシンプルです)。
【しおり(無料)】
■しおりは消耗パーツとお考えください。
幅が細く、ミシン目が1~2目しか乗りませんので、ご使用頂くうちに劣化して外れてしまう可能性があります。
あらかじめご承知おき頂いた上で、しおりの有無をご指定下さい。
■革を約4~5ミリ幅に切っただけのものです。
■オーダーフォーム内で、本数と位置をご指定頂きます。
■しおりをカバーの中央(背表紙部)に設置してカバーを閉じると、しおりを90度ねじって挟むことになります。
背表紙部分を外して設置すると、カバーを折り曲げた際に紙面としおりが水平になります。(ねじらずに挟めます)
■外れたしおりの修繕は、原則として承っておりませんので、ご了承下さいませ。
・初期不良の場合はお取り替えさせて頂きます。
・お使いの期間によっては折り代の糊が剝がれなくなっており、修繕が困難です。
■ほぼ日手帳サイズの定番カバーをオーダー頂く際にも、しおりの数は必ずご指定下さい。
私共では、「ほぼ日手帳に合うサイズ」のカバー等を定番化して販売致しておりますが、
仕様全般において純正カバーに準じて製作しているわけではありませんので、「別物」とお考え下さい。
限りなく純正カバーに近い仕様のオーダー製作例があったとしても、
すべてお客様のご要望を基に個別にお作りしているものとご理解頂けますと幸いです。
【ペンホルダー】
■基本のペンホルダーの内周は45ミリ程度、縦の長さは約30ミリです。
ラバーなしの14ミリ径のペンはスムーズに抜き差しできます(ラバーグリップのペンは入りません)。
⇒カスタマイズOKです(フォームのご要望欄にお書き添え下さい)。
⇒円周調整は無料、縦の長さ調整は別途料金を頂きます。
■円周をカスタマイズされる場合
例)直径10ミリのラバーなしペン(プラスチック・金属等)
・直径10ミリ×円周率3.14=ペンの円周31.4ミリ(約32ミリ。念のため小数点以下は切り上げて下さい)
・円周32ミリ+余裕分2~3ミリ=34~35ミリ(これがペンホルダーの必要内周になります。革厚を除く内周です)
例)直径15ミリのラバー付きペン
・直径15ミリ×円周率3.14=ペンの円周47.1ミリ(約48ミリ。念のため小数点以下は切り上げて下さい)
・円周48ミリ+余裕分4~6ミリ=52~54ミリ(これがペンホルダーの必要内周になります。革厚を除く内周です)
※直径と円周をお間違えなきようお願いいたします。
※元になるペンの直径が1ミリ違うと、円周は大きく変わりますのでご注意下さい。
※ペンの素材によって、予想外に摩擦が生じて抜き差しに支障が出てしまったりするものもございます。
私共では「ジャストフィットする数値」を申し上げることができませんので、余裕分は多めに取られることをおすすめします。
あまりピッタリサイズにするよりも、少し多めに余裕を持つ方がペンホルダー縫製部の劣化も遅くなります。
■バタフライストッパーを設置されるお客様へ
あまり厚みのある本やノートの場合、バタフライストッパーは不向きです。
通常タイプのペンホルダーをバタフライストッパーとして使用する場合、手帳の背幅は15ミリ程度までが妥当です。
ペンホルダーの直径を超える背幅があると、左右のペンホルダー同士が届かないためです。
(画像ご参照下さい)
厚みをつくるため、手帳の他にメモ帳も挟みましたのでヘンな見た目ですが、これで厚みは30ミリです。
通常タイプ(カスタマイズなし)のペンホルダーの場合、15ミリ程度の厚みの手帳なら充分OKです。
20ミリ程度の厚みの場合、細いペンなら大丈夫です(あくまでも、通常タイプのペンホルダーの場合です)。
それ以上の厚みになると、ペンホルダーの円周をかなり大きくする必要があります。
(ペンの太さに関らず、ペンホルダー同士が届きませんので、届く長さにしないといけません)。
バタフライストッパーをご希望のお客様は、以上のことを念頭に置いた上でご指定下さい。
私共では、バタフライストッパーをご指定の場合にも内容物の厚みについては特にチェック致しません。
(皆さまがバタフライストッパーとして使用されるわけでなく、両側に1本ずつ挿される方もおられますので)
万一納品後に、左右のペンホルダー同士が届かず、バタフライストッパーとして機能しなかった場合にも、
作り替え等は致しかねますので、あらかじめご了承下さいますようお願い申し上げます。
ペンホルダーは、下画像のように内向きに取り付けます。
内向きに設置しても、ノートや手帳とピッタリサイズの横幅でカバーをお作りした場合、
右下の画像のように、ペンホルダーが反り返って外へはみ出します(ペンがノートの腹に押されるため)。
ペンがはみ出るのを解消する唯一の方法は、ノートの横幅に対してカバーの横幅を大きく作り、ノートの腹がペンホルダーに当たらないようにすることですが、ピッタリサイズではないだけに、ノートの入らない余った部分の革がヨレてしまうかと思いますので、積極的におすすめしておりません。
なお、ペンホルダー取り付けにあたっては、簡単に外れてしまうことがないよう注意しています。
まずカバーの差し込み口と合わせて縫いつけ、次にカバーのオモテの革を折り込んで縫製する際に更にミシンを走っています。
それでも、糸で縫いつけている以上、使用頻度の高いペンホルダーの縫製部分は特に劣化していきます。
また、長くお使い頂くうちにミシンの針穴が「キリトリ線の穴」の作用をして裂けてくる可能性も否めません。
あらかじめご承知おき下さいませ。
外向きに設置することも可能です(オプション料金として、1個800円頂戴します)。
下の画像のような円周可動タイプもOKです(こちらも外向き、1個900円です)。
外向き設置の場合、下の画像のように、本体の端から約14~15ミリ内側へ入ったところに切り込みを入れて縫製します(これ以上狭くはできません)。
【プラスチック窓】
■一般名刺(55×91ミリ)を見せるように収納する、プラスチック窓です。
※窓サイズはH50×W85ミリ、名刺よりも少し小さくなります。
(あくまでも「プラスチック部分」のサイズです。名刺はきちんと入ります)
※サイズ変更も可能です(別途料金を頂戴します)。
写真などを入れたりする場合、ご希望のサイズ(収納部分の縦横内寸と、プラスチック窓サイズ)をご指定下さい。
※仕様は以下の3つよりお選び頂けます。
①下の画像のように、「プラ窓を設置するパーツ」の革をくり抜いてプラスチックをはめ込む仕様
②カードスリットの最下段にプラ窓を設置する仕様(一番下のカードスリットに入れた名刺が見える仕様)
③窓枠となる革(4辺とも約10ミリ幅)を貼り付け(縫い付け)て、プラスチック付きのポケットにする仕様
【その他】
図面作成について
私共では、個々のお客様の需要に応じたカスタマイズ製品を比較的安価で製作することを続けるため、図面(概略図含む)のご提供は致しておりません。
各オプションの位置やサイズを自由に決定して頂き、パーツごとに詳細なご指定を頂くスタイルで受注致しておりますので、ご注文やお見積もりを頂く時点でお客様の製品に対するイメージは概ね確定しているものと捉えています。
また、お客様から頂いた仕様の中で、「スペース上、このパーツをご希望の位置に付けることは難しい」「このパーツとこのパーツは共存できない」等、製作上の懸念点がありましたら都度確認させて頂いておりますが、製品についてご不明なところや決めかねていること等がありましたら、フォームのご要望欄にてお気軽にご相談下さい。
名入れについて
私共では現状、名入れを承ることができません。
ご希望のお客様には大変ご不便をおかけしますが、あらかじめご了承頂いた上、ご注文をお願い致します。
(大量ロットのノベルティ等の場合は、外注で刻印することが可能ですが、1枚単位ではできません)
お疲れ様でした。
たくさんの情報がありすぎて、結構なお時間を頂いたかと思います。
サイズ指定の方法など、ご不明点がございましたら、お気軽にお問い合わせ下さいませ。
こちらでご紹介している以外の仕様のパーツも、もちろん設置できます。
リクエストがございましたら、各フォームのご要望欄にお客様のイメージを詳しくお書き添え下さい。
日々いろいろなサイズのカバーを作っています。その過程で、ここに記載している各サイズにつきまして「修正した方が良い」と判断した場合には、予告なく変更させて頂きます。
リピートオーダーを頂いた場合、タイミングによっては各パーツの数値が変わっていることがあるかもしれません。
ご了解のほどお願い申し上げます。
私共のサイトについて、「説明がたくさんあってイメージしやすい」というお声を頂くこともあれば、逆に、「面倒だから読みたくない」 というご指摘を頂いたりもします。
(カスタマイズに対応していないけどオーダー方法も簡単、且つ非常に質の高いカバーを作られているお店もたくさんあります)
私共では、『自由にカスタマイズできるカバー』 を低価格で製作することを目指してサイト運営しておりますので、お客様にできるだけ正確にイメージして頂いたものを形にするため、たくさんの情報を文字や画像でお伝え致しております。
(特に、カスタマイズが初めてのお客様にもわかりやすくイメージして頂こうと、このページを設置しました)
ひとつひとつのカバーの仕様が異なる分、ほとんどすべての製品において型紙製作からのスタートになりますので、製作にも時間がかかります。
スムーズに製作に入り、少しでも早くお届けするには、カバーの基本構造から各パーツの仕様詳細に至るまで事前に知って頂きたい部分があり、それでもこちらからお伺いしたいことがどうしても発生します。
オーダーするだけでもたくさんのお時間を頂いてしまいますが、これも楽しみのひとつと捉えて頂けますと幸いです。
そういえば、「色はおまかせ。ただしセンス良く。何かオプションも付けてほしい。格好良ければOK。文句は言いません」 というオーダーを頂いたことも何度かありました。
私とお客様の好みやセンスは、たぶん全然違います。
お客様の「こんなのできたらいいな」というご希望をできる限りかたちにする、使い勝手の良いお店でありたいと思っています。
今後ともどうぞ宜しくお願い申し上げます。
Web通販でのカスタムオーダーは不安がいっぱいかと思います。
お時間が許せば、店主日記もぜひ覗いてみて下さい。
製品紹介とともに、オーダー窓口の私、製作者の父の日常も紹介させて頂いております。
(ほぼ製作とは無関係な日記ですが・・・)
店主日記「ZAKKYの雑記帳」
※左が私、羽崎です(右の方は父ではありません・・・)