ヌメ革 設計道具収納

ヌメ革ブラック×ブラック糸

京都府 M様のオーダー

「ペンケース(のようなもの)の作成を」とご連絡頂きました。
必要パーツがスッキリと整理された図面をお送り頂いたのですが、
それもそのはず、お客様は一級建築士の方でした。
収納される道具は、
ペン4本、三角スケール、RHODIA、手帳、カード類、メモ。
そして秘密の浅ポケットひとつ。
まさに七つ道具を入れる、お道具箱仕様です。

 

ノート ペン クリップ 収納 革
市販のロールタイプのペンカバーはカジュアルなものが多いのですが、
今回は「できるだけビジネス仕様で・・・」とのことでした。
まず素材的に超カジュアルにはならないだろうということと、
ペンと一緒にRHODIAや手帳を入れることにより、
ある程度カッチリするはずだとは思っていました。
ペン、RHODIA、手帳部分を入れ替えてみたり、背幅を調整したりと
試行錯誤して完成したのが、画像の製品です。
(すべてお客様より頂いた画像です)
カードスリットの最下段に、カードの入らない浅めのポケットを・・・
とのことで、何を入れるんだろうかと思っていましたが、
頂いた画像を見て納得です。
お仕事によく使われるという「クリップ」が収まっていました。

 

革の設計道具入れ

革の設計道具入れ

革 収納ケース 設計

ペン入れ部分は、中に革の間仕切りを入れています(取り外し可能)。
「どうしてもペン同士があたらないようにしたい」という理由は、
ペンを見て(というか、ペンのブランドを検索して)わかりました。
ヤード・オ・レッドというイギリスメーカーの、
ひっくり返るほど高価な万年筆とボールペン(シルバーの2本)。
万年筆の方は、私が今日、車検通過のために泣く泣く交換した
車のタイヤ4本分とほぼ同じ価格でした(わかりにく・・・)。

RHODIAはNo13(A6サイズ)、手帳は幅90ミリ程度のものです。
大きなカバーに見えるかもしれませんが、結構コンパクトです。
これだけのものを収納するカバー、何と名前を付ければ良いでしょうか。
もはやペンケースではなく、手帳カバーでもなく。。。
多機能カバー?七つ道具用カバー?
ひと言で現物をイメージできる名前、募集します。

M様とは同じ昭和40年代生まれということで、メールも楽しませて
頂きました。
次回作として、なにやら非常に難易度の高そうなものを
さっそくリクエスト頂きましたが・・・。
ご期待に副えられるようがんばります。

M様、ありがとうございました!

 

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