勢いよく始めたこの雑記帳ですが、早くも滞りがちになっております。
昨日、お客様から「今月のコメント、ないね」というメールを頂き、
慌てて更新している羽崎です。いつもありがとうございます。
カバーや製作風景の写真を撮らなければと思いながら、
いつも工房にカメラを持参するのを忘れてしまいます。
持参したらしたで、今度は持って帰るのを忘れてしまいます。
でもきちんと撮るようにしなければなりません。ごめんなさい。
さて、わたくし、寝る時は本を読みながらでないとまず眠れません。
本を読めばすぐ眠れるのかというと決してそうではなく、
布団の中で2~3時間は読みます。だから短い本だと1冊読みます。
で、知らない間に寝てます。
今日は、今私が気になって気になって仕方ない人についてのお話。
(ネタ切れの苦し紛れではありません)
白洲次郎。学校でこの人のことを学んだ記憶はありませんし、
最近まで存在すら知りませんでした。知っているのが日本人の常識
だとすれば、私は今かなりの恥をさらしていることになりますが・・・。
そう。白洲次郎。これまでに読んだ本から抜粋すると、こんな人です。
明治35年、芦屋の実業家の元に生まれ、17歳でケンブリッジ留学。
戦後は吉田首相の側近として、日本国憲法改定に大きく関与。
日本で始めてジーンズをはいた男。80歳までポルシェを運転した男。
貿易庁初の長官として、通商産業省を誕生させた男。
連合国総司令部が 「従順ならざる唯一の日本人」 と本国に連絡した男。
GHQホイットニー将軍に 「あなたの英語は立派ですね」 と言われ、
「あなたももう少し勉強すれば立派な英語になりますよ」と返した男。
現在は 「日本一カッコいい男」 「真のリベラリスト」との呼び声高く、
間違いなく昭和史のキーマンでありながらも、その存在については
オープンにされておらず、彼を知る生き証人ももうほとんどいない。
つっけんどんで無愛想で、歯に衣着せぬ物言いをして、
でもものすごく優しくて立ち居振る舞いはジェントルマン。
こんな感じ。間違ってたらごめんなさい。歴史も政治もまったく駄目なもので。
一説によると、彼を正義の人としてまつり上げようとする「陰の力」が
あるとか、実はとんでもない食わせ者であるとか、
裏政治においての重要人物ではあるが決して現在語られているような
正義漢ではない・・・とのことですが、そういう面も含めて興味深い人です。
たしかに、読んだ本でも無理矢理美しく描いてるんじゃないの?と
思う部分はありましたが、これは単に著者のスタイルなのかと
思っていました。
ここで私が「白洲氏ってこんな人らしいですよ~」と稚拙な言葉で語っても、
その人柄や影響力をお伝えできるはずもなく、まして彼の実態などについては
さっぱりわかりませんのでこれ以上はやめておきます。
1985年に83歳で亡くなったとのこと。
大昔の人なら諦めるけど、85年なら私も生まれてたのに(しかも物心ついてた)
なぜご存命のうちに知らなかったの・・・と思うと非常に残念です。
まぁ、知ったとしたら何やねんという話ですが。
町田にある旧白洲邸(武相荘)にも、近いうちに行ってみたいです。
これを友達に言うと、「極端やねん、あんた・・・」と一蹴されました。
氏の実態については、「どうでもいいかな」という感じ。
良く描かれていることも、全部ウソではないでしょうから。
半分小説だと思って読んでます。
「つまんない政治家に嫌気がさした一庶民の夢」ってことでいいんじゃないの。
私のような歴史の実態を知らない人間が 「あっぱれ~」と思いながら
軽い気持ちで読む。それはそれで良いではないですか。
そういえば、8月にNHKで白洲次郎のドラマが放送されるらしいです。そんなものがあったのですね。
第一回、第二回はすでに放送済みですが、最終回の前日、前々日に
過去分の再放送もあるようです。3夜連続。
高校野球とオリンピックとW杯とWBC以外はテレビを見ないのですが
(ちなみに私はまったく運動はしません)
でも今回ばかりは気になって仕方ないので、がっつり3日間鑑賞させて
頂くことに致します。
得てしてドラマや映画というものは、原作支持者からすると
「裏切られた感」を持ってしまうことしばしばで、
まぁそもそも、長編の本や人の人生を数時間で表現するってことに
無理があるので仕方ないですが、
「おいおい、ここ端折るか~?」となるのが悲しくて、
特に原作を読んだものはあまり観ないようにしています。
久々にテレビが活躍します。その前に夏の高校野球が・・・。
ひゃ~、引きこもりの8月がやってくる~。とっても楽しみです。