皆々様、相変わらず寒い日が続きますが、いかがお過ごしでしょうか。
相変わらず大判ブランケットと熱湯風呂を続け、暖房なしで一冬乗り切ろうと
している羽崎です。
先週、高校時代の友人と久々にご飯を食べに行った時、
「あんた、熱湯風呂はひとつもいいことがないからやめとき」と
熱心に諭されたので、その日から2度ほど温度を下げました。
父は毎日、柄に合わぬBGMに包まれながら、コツコツと、黙々と製作を
続けております。
その風貌からは想像できない洋楽好きで、
サラブライトマン・イーグルス・カーペンターズ・マイケルジャクソンの
王道ヘビーローテーションに、時々美空ひばりと高橋真梨子を加えることにより
うっとりと流れるように作業が進むのだそうです。。。
さて、予てよりお知らせ致しておりました、ヌメ革の赤と青が入荷しました。
さっそくサンプル刻印をして、手帳カバーとペンカバーを作ってみました。
あらいい感じ。
革メーカーで、この赤い革をひと目見た時から「こんなカバーになるやろな~」
と想像していたのですが、想像以上の仕上がりに大満足です。ふっふっふっ。
が、しかし。ここで問題発生。
サンプルカバーの画像を300枚は撮ったのですが、現物の色味が出ないのです。
これを解決するまでは正式リリースできません。
すでに新しい色でご予約下さっているお客様もおられるというのに、
色が伝えられないなんて。
撮った中で、一番近いかなと思われる色が出ていた画像は、下の2枚です。
惜しい!というところなのですが、私が一番のポイントだと思っている
「深み」が表現されていないのです。どうしましょう。
p 067.jpg
p 085a.jpg
色の名前についても悩んでいます。
レッドにルージュ、スカーレットにローズ。違う、違うのよ。
なんかこう、この赤からは、もっと日本的なイメージを受けるのよ。
と弟に言うと、「ほなジャパニーズレッド」と言われました。
お、ルージュジャポネーゼ?
あ~違うのよお。そんな小洒落て小粋ではっちゃけた名前ではなくて
(いや、小粋でいい色なんですよ)、
もっとこう、日本女性の奥ゆかしさとでも言うのでしょうか、出すぎず、
でも凛としていて。そう、ちょうど私たちのような。・・・・・・。
そもそも日英仏問わずボキャブラリーに乏しいのに、この色味を的確に
表現するのはかなり困難です。
ということで、なんとも革の色らしからぬ 『べにあか』 が最有力候補
(審査員は私一人)になっています。だって一番近いから。
青は、無難ですが 『インディゴブルー』 になるかと思います。
真っ青と藍色の中間。この名前がしっくりくる色味です。
弟たちはこの青いヌメ革を見て「おおお~!ええ色~。この色のなんか欲しい~」
と言っていましたが、私としては赤の大勝です。
(売り出し前から私がこんなこと言うのもどうなんでしょう)
とはいえ、革メーカーの人から念を押されましたが、色の出し方がとても
難しい色味だそうで、特にこの2色はロットにより(染めのタイミングにより)
少々発色が異なることが多いとのことです。
今後の仕入れによっては、『べにあか』 が 『スカーレット』 に、『インディゴブルー』 が 『ブルー』 になってしまうという可能性も
否めないうちは、色について大騒ぎしない方が無難かもしれません。
と思い直しました。
もし発色の異なる革を入荷した折には、事前にサイトでお知らせするか、
間に合わない場合はご注文確認メールにてお知らせさせて頂きますので、
ご理解の程よろしくお願い申し上げます。
では、寝ます。
※最近、メールの文末に 『ではおやすみなさい。今日も8時間寝て下さい』
という応援メッセージを頂くことが多くなりました。
お気遣い頂きまして、そしてこの雑記帳をくまなくご覧頂きまして
誠にありがとうございます。