先日行った焼肉屋での出来事をひとつ。
西成の有名店(なんでこんなとこに?と思うほどの大御所も多数ご来店)にて。
クレジットカードでマイルを貯めてハワイ行きを目論んでいる私は
入店時、レジにいた女性に「カード使えますか?」と訊いた。
答えはNO。現金は持っていたので、まぁいいやと了解した時、
奥にいたオーナーが耳ざとく私たちのやり取りを聞きつけて、すっ飛んできた。
『お姉さん!お代はいつでもええから!な!食べてって!』
えっ。いつでもって・・・。
私は特にこの店の常連でもないし、オーナーに会ったのはその日が初めて。
(来店した有名人との写真が所狭しと飾ってあるので、
私の方はオーナーの顔を知っていた)
とても親切で、ちょっと風変わりなオーナーにおもしろがりながら
案内された席につき、たらふく食べた。
そして清算していたら、またオーナーが駆け寄って来て、
『お姉さん、お金、いけた?大丈夫?いつでもいいんやで!な!な!』
いや、お金はあるから・・・。
私ってそんなに貧乏くさく見えるのかしら。
ていうか、変わったオーナー。でもいい人なんやろうなー。
特上系をたっぷり食べて、1人5000円くらいかなぁ(あまり飲まずに)。
他店では1人前2500円取るような特上ロースとかでも1280円(たぶん)。
あの霜降り具合を考えると、これまで50軒は訪れたであろう焼肉店の中でも
コストパフォーマンスとしてはかなりハイレベル。
そして、この時に停めた付近の駐車場にも、似たようなおじさんがいた。
有人の、なんとかモータープールってところに入ろうとした時。
『あ~ごめん、ウチもう閉めるんやわぁ』
『ちょっとそこで食事するだけやから何とか待ってよ~』
『あ、メシかいな。う~ん。よっしゃ!ほんじゃ食べてきて!』
食べ終わって戻った時も、『おかえりぃ』と出迎えてくれたし。
怖いイメージが全国展開してますが、実はあたたかい街、西成。