いつもありがとうございます。
羽崎でございます。
先日来ご案内申し上げております通り、本日より、一部を除く製品の価格を改定させて頂きました。
各製品の価格につきましては、サイト内製品ページにてご確認下さいますようお願い申し上げます。
この度の価格改定における補足として、この場を借りていくつかご案内させて頂きます。
【価格を据え置いた製品】
・パスケース(送料無料)
・ペンカバー(現在半額)
・ZOOMアニマル雑貨
【価格を据え置いたオプション】
・ライン入れ
・ペンホルダー
・メモホルダーAの一部
・プラスチック窓(一部値下げ)
【価格構成を変更したオプション】
・角丸加工
・カードスリット
パスケースにつきましては、他製品同様に価格を調整すべきかどうか迷いに迷いましたが、
据え置くことにしました。
ノートウェアと同梱して頂くと送料無料になるアイテムとしてご愛顧頂いておりますので、
できる限り無理のない価格でご提供を続けたいと考えたためです。
メモホルダーAは、これまでヌメ革900円、Sシュリンク800円でご提供していた高さ(~106ミリ)
につきましては価格を据え置きさせて頂いております。
角丸加工は500円のままですが、システム手帳に限り1000円とさせて頂きました。
システム手帳は、芯材やスポンジを挟んで糊付けしておりますので、
厚みと硬さのある中での角丸加工は非常に繊細かつ難易度の高い作業になります。
同時に、ノートカバー等に比べて加工時間も倍以上かかるため、料金変更に踏み切った次第です。
ご理解頂けますと幸いです。
カードスリットにつきましては、これまでの「1~5段まで同一価格」を
「1200円から1500円への値上げ」とすることを考えておりましたが、
最近は1段、2段のみの設置をご希望のお客様も増えて参りましたので、
2段までは1200円のまま据え置きとさせて頂いております。
あと、お納めまでの日数につきまして、現在は「20~25営業日」という表現を致しております。
休業日などを除いた営業日数でカウントしているのですが、これがお客様には
わかりづらいのではないかと今頃になって思い始めましたので、
土日祝を含めた「概ねの週数」で区切らせて頂くことに致しました。
(20日後に納品…と受け取られがちでした)
ただ、ご入金(正式オーダー)を頂く数も毎日異なり(0も10もあり)、
製作の難易度も異なりますので、一日に作れる数も日によってまちまちです。
オプションなしのプレーンな定番カバーばかりならいくつも作れますが、
込み入ったシステム手帳は日にひとつ、ということもあります。
よって、メールにてご案内させて頂くお納めまでの期間は、前後します。
メールでもお伝えさせて頂いておりますとおり、確約納期ではありませんので、
重ねてご了承の程お願い申し上げます。
いつも長い間お待たせしてしまい大変申し訳ございませんが、何卒ご理解下さいませ。
さてここからは革についてのお話を…。
ここ数年、革表面の質感がかなり大きく変わってきています。
日本に輸入される原皮(加工前の皮)の質が変わってきたため、と聞いていますが、
これまで以上にトラやシワ、キズが多くなっています。
もちろんそれらは天然素材の象徴で、生き物である証、革の風合いです。
(虫刺されの痕すら残っています)
市販のヌメ革製品を手に取られたこともあるかと思いますが、
必ずといっていいほど、なにかしらの痕が入っています。
それが一般的であるが故のことでしょうが、トラなどの入った革そのものの
風合いを好み、コレクションされているお客様は数多くおられます。
(トラだらけにして下さいと言われ、加減がわからず狼狽えたこともあります)
一方私共では、その風合いとされる部分もできるだけフェイス部分には使わず、
可能な限り「ツルツル」の部分を使ってきました。
お納め後に「これ、ほんとにヌメ革?」とお客様に聞かれることもありますが、
『栃木レザー製アニリン染めヌメ革』を使用しています。
実はこれ、栃木レザーの植物タンニンなめしヌメ革の中でも「最高級」の
ひとつに位置づけされている素材です。
傷ひとつないツルツルを望むなら、なんでヌメ革にこだわるんや。
表面をツルツルにキレイに加工した革なんか、いくらでもあるやないか。
あんたホンマにドシロウトやな。
と、何年も前に革メーカーの社長さんに言われたことをまた思い出しました。
(とっても良いおじさんですよ)
これは、私がヌメ革の素材感や風合いを受け入れず、それらを避けようとした
ことへの叱責の言葉でしたが、その後「二足の草鞋状態」だったOLを辞め、
革を扱う時間が増えたここ数年でやっと理解するに至ったものです。
これまでの取り方をしていてはもう使う部分がなくなってしまうということもあり、
今後はゆるやかな積極性をもって取り入れて行く所存です。
トラ好きのお客様には朗報になりますが私のようなツルツル好きのお客様には
(まだそんなことゆーとんのかとまた社長に怒られる)
一定のご理解を頂かないといけません。
これも「天然皮革の風合い」としてご寛容頂けますと幸いです。
ここ数日、価格改定のことを考え、考えがまとまった後はサイトの価格修正に勤しんでまいりましたので、
次回からは画像付き私事ブログの管理人「「ボンジュール羽崎」に戻ろうと思います。