あれよあれよと言う間に、今週で10月も終わり。冬到来ですよー。
夏は暑くて引きこもり、冬は忙しくて引きこもりの羽崎です。
いつもありがとうございます。
実は昨晩、オーダーフォームを修正しました。
主な目的は、「より正確にお客様のイメージを把握すること」
「メモホルダーの価格をわかりやすく告知すること」でした。
メモホルダーはこれまで、お見積もりメールを送る都度、サイズによって
価格提示しておりましたが、皆様の希望されるメモホルダーサイズが
僅差でバラバラ(当然ですが)、当のお客様も
「高さ80ミリがいいのか100ミリがいいのか正直なとこわからん」とのことで、
「もうあんた、決めて~。いい感じに」とおっしゃる方もチラホラと。
また、「20ミリ違うと価格がどれだけ変わるのかもわからん。
フォームを送る時点で正確にわかれば尚よい」
というお声も頂いたので、いよいよ 「サイズ別価格を事前告知せねば
ならん」となったわけです。
お客様の使途に合った機能(オプション)だけを選んで設置する、という
カスタムオーダーは合理的ですし、きっと楽しみながらオーダー下さっている
であろうという期待を持ちながら製作しています。が。
すべてをまったくの白紙状態からお考え頂くのは負担だったのかも・・・と
いろいろ考えた末、選択肢をご用意して、価格も見ながらサイズを
お選び頂く方式に変更したわけであります。
サイズを区切って価格をつけるのは、非常に難しいです。
これまでのように、ほとんど見積もり時の「ノリ」で決めるのではなく
(いや、ノリなわけではないですが、「ちょっと大きくなるだけやし
同じ価格でいいかー」的な。・・・まぁノリですね)
きちんとサイズ分けして 「このサイズまでは○円、これは○円」と、
あらかじめ選択肢として設置した方が
結局お客様にもわかりやすいですし、わかった上で見積もり依頼を
されたいだろうなと。
以前のやり方だと、「内規的には、縦310ミリまでのメモホルダーは
1,000円(たとえば)。350までなら1,500円(たとえば)。
今回のオーダーは315ミリ。まぁ5ミリの差やし、これも1,000円でいいか」
という感じでした(これはやっぱりノリですね)。
じゃあその次の方のお見積もりが、320ミリだったら。
上記の流れに乗っていればたぶん1000円でご提示するのですが、
そんなタイミングでなければ、内規通りに
「320の場合は350までの価格(1500円)」になるわけです。いよいよノリです。
しかもお客様には、安くなったのか高くなったのかすらわかりません。
(内規だけに)
気づくとすれば、リピーターの方だけ。「あれ?なんか前の値段と違わない?」
という感じで。
でももうこんなこともなくなりました。
区切りをつけただけに、サイズによっては以前より高くなったり安くなったりしているかと思いますが、メモホルダーに関してはこれで決めましたので、
ご理解頂けますと幸いです。
一応、ボリュームゾーンにプラスアルファの増分をもたせるという方法で
区切ったつもりです。
ほぼ日手帳サイズの少し大きいめのカバーや、基本A5だけどちょっとだけ
大きくしたい・・・という場合にも、できる限り価格ゾーンが変わらないように
しています。
(定番プラスアルファのサイズなら、割増にならないようにという意味です)
更に、各パーツの仕様詳細についての説明も増やしました。
私共のカバーの基本仕様をご理解頂き、出来上がるカバーをイメージ
された上でオーダー頂けるよう、必読ページとして設置させて頂きました。
そして迎えた今日。
頂いたオーダーフォームに、
「メモホルダーAの高さが決められなくて困っている」
というお言葉はありませんでした。
今のところ、成功なのかしら。
私共のようなファミリー工房は、こうしてお客様のお声によって成り立ち、
成長してゆくものなのだとつくづく実感致しております。
これからも、至らぬ私へのご指導を宜しくお願い申し上げます。
それにしても、販売している商品の性格上なのでしょうか、
私共にお越し下さるお客様は揃いも揃って、
大変品のある(?・・・適切な言葉が見つかりませんが)、
とても素敵なお客様ばかりなのです。
お酒の通販をしていた先輩が、以前こぼしていました。
「うちのお客さん、ヤカラやで。今日注文して明日届かんとブチ切れられるし、
商品見てからじゃないと金払わんって言われるし、“瓶が割れてて中身がない
状態で届いた”と、粉々の瓶だけを返品してくるし(箱には濡れた形跡なし)。
挙句の果てには、“こんな味の酒と思ってなかった。お前の説明が悪かったから
金返せ”って言われた・・・」とか。
疲労困憊で、今はサラリーマンに転身したそうです。
先日久々に近況報告しあった時に、「品のあるお客さんばかりで感謝しろ」
とつくづく言われました。
でもそういえば、2年ほど前に一度だけありました。
当時扱っていたピッグスエードの革がお気に召さなかったお客様より、
「前払いをさせるネットショップは詐欺が多いと親に言われましたが、
本当なんですね。良識あるお店は、すべて後払いです。
私も前払いをさせられるのはおかしいと怪しむべきでした。
お金を返さないとただちに訴えます(ほぼ原文そのまま)」
よほどイメージと異なる製品だったのでしょう。
たしかにネットショップで買い物をする中で、一番怖い部分かと思います。
ただ、すべてを後払いにできればそれに越したことはないのですが、
私共にとってもそれは多大なリスクを背負うことになります。
一般に知られる有名消費材等でない限り、特に私共の製品のような
「写真で出来上がりをイメージして頂くしかない商品」を扱い、
しかもカスタムオーダーを承るお店では、後払い制はなかなか実現しにくい
ものではないかと思うのですが・・・。
もちろんその前提として、お店側は、仕様詳細に至るまでたくさん説明したり
写真をできる限り多く掲載したりして、
お客様が想像しやすいサイトにする義務があると思います。
だから、今後も説明しまくります(きちんと整理して)。
しかしながら私もしつこい性格です。そのお客様がおっしゃった、
「後払いにするのは、商品に自信がないからでしょう?
それを世間では詐欺と呼ぶんです」という言葉が、
2年経った今も忘れられないんだから。あ~困った。はよ忘れたい。
私は、父の縫製には自信を持っているつもりです。
少々自信がないとすれば、それは「サイトの造り(説明がダラダラと多すぎ・
写真も多すぎ。すべて私の責任)」で、丁寧なつもりが逆にお客様を迷わせる
ことになってやしないかと日々気を揉んでいる次第です。
徐々に改善しますので・・・。
時々、オーダー下さったお客様からメールを頂いたりします。
(製品以外の内容のメール)
嬉しいですよー。なんせ引きこもりで友達がどんどん減ってますから。
顔の見えないWeb販売、いろいろ不安なこともあるかと思います。
このページはいつの間にか、ほとんど私の私生活日記のようになって
しまっていますが、多少は皆様の判断材料・安心材料になっているかも
しれないし、これでいいかと思っています。
私は顔を出しているのだし、何度かメールをやり取りしたお客様のお顔も
見てみたいな~とも思います。
あ、思いついた。今度は、「顔見せOKのお客様、1000円割引キャンペーン」
とかやってみよかな。
到着したカバーを金メダルばりにかじっているお客様の顔ばかり並べた
ページを作るとか。
あーこれ絶対やろう。いつになるかわからんけど。
でも1,000円じゃあ顔出させてくれませんよねえ。。。